2018年 11月 09日
9年ぶりの対談 |
新住協の鎌田紀彦先生と、
パッシブハウスジャパンの森みわさん。
2人の対談が実現するのは実に9年ぶり。
久しぶりにその機会があると知り、
参加してきました。
会場は、定員150名満員。
3人掛けテーブルぎっしり、
熱気であふれています。
鎌田先生は、
高断熱高気密住宅という概念を世に広め、
30年以上に渡りその普及に注力してこられました。
森みわさんは、
ドイツのパッシブハウスを日本に持ち込み、
これからを担う事を期待され、成し遂げつつあります。
私自身、鎌田先生とは高校生の頃からのお付き合い。
というのも、
家族旅行に行くと鎌田先生の講義の録音テープが、
車の中で永遠に流れていたのです。
父が繰り返し聞くためだったと思うのですが、
いつのまにか高校生の息子が洗脳されていたという、
まあ、珍しいケースかと思います。
その後東京支部長を務めさせていただくことになるとは、当時考えもしませんでしたが。
森みわさんとは、10年近く前に、
森さん設計の横浜市内の住宅を施工させていただきました。
私より若いのにやり手の森さんには、衝撃を受けたのを覚えています。
家づくりに対する強い姿勢や思いが、今も脳裏に焼き付いています。
その両名が対談、
どんな話になるのかなと、
実に楽しみに聞いてきました。
宣言どおり、
盛楼閣の冷麺を食べてから、
参加しております。。
対談と言っても、
まずはそれぞれが発表、
実際のところはそれでほぼ時間切れで、
意見が交わされたのは最後の10分ほどでしょうか。
鎌田先生の話は大体これまでに聞いてきている話。
全国に高断熱住宅を広めたいという意思がブレない点が、さすがです。
上に立つ人は信念を持ってブレないことがやはり大事ですね。
森さんの話も興味深く、
世界的な視野から見た日本の家づくりの課題を、
概念的に説明されていました。
仕事に望む上でのベースとなる考え、
何のために働くのか、
ここは大事だろうと感じます。
普段森さんの話を聞く機会が少ないので、
欲を言えばさらに踏み込んだ各論について聞いてみたかったですね。
バリバリやり手の森さんと、
経験を積まれた鎌田先生。
それぞれの意見が交差し、
聞きがいのある貴重な場になりました。
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by eco_house
| 2018-11-09 21:02
| 視察・研修など