2018年 06月 29日
ポーランド戦と組織論 |
サッカー日本代表がポーランドに敗北しつつも、
僅差で決勝トーナメント進出を果たしました。
同時進行のコロンビア対セネガル戦の戦況も踏まえた戦術変化には、サッカーの組織論的な魅力を感じました。
「組織」の成立条件として、チェスターバーナードは3つの要素を提言しています。
①協働の意思
②共通の目的
③コミュニケーション
個人のがんばりを組織に寄与する志のある人が集まり(協働の意思)、共通の目的に向かって突き進む(共通の目的)。そのためには互いの意思疎通が必要(コミュニケーション)、ということです。
組織論的に見れば、
サッカーも会社も同じですね。
いつもそう思います。
今回の「共通の目標」は、
決勝トーナメントに進むこと。
勝ち上がるためにはなんでもする、ということです。
結果は最終的に、コロンビアとセネガル次第となりました。あそこで攻めに行かないという他力本願のリスクを取った西野監督の判断も、非常に面白いものがありました。
とにかく、結果だけ見れば、
主力を温存し決勝トーナメントに進めたわけで、
組織としての目標をしっかりと達成しました。
決勝トーナメント初戦は、強豪ベルギーです。勝っていればイングランドでしたが、どちらも日本より格上に変わりはないので、大勢に影響はない。
むしろ、もし一つ勝てば準々決勝でブラジル戦の夢も。
そう、夢を与えることもプロサッカーの大きな使命の一つです。昨日どんな形であれ勝ち残ったことで、夢はつながったのです。
組織の最大の目標は、存続、です。
続いているからこそ、できることがある。
周囲の役に立ち、ドラマがあり、悔しいこともあったり、たまにはいいことがあるのでしょう。
次の目標はベスト8ですね。
どんな形でもいいので、勝ってほしい。
by eco_house
| 2018-06-29 10:31
| 趣味・日常