ご当地建材1 愛知編 常滑焼のクリンカータイル① |
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2017年 11月 13日
各地のご当地建材・素材を紹介するこのシリーズ。
記念すべき第1回は、愛知編です。 愛知といえば、陶磁器の産地。 瀬戸焼、常滑焼などが有名です。 平安鎌倉時代から全国的に普及した歴史があります。 常滑焼といえば、 頭に思い浮かぶのは、お茶の急須。 赤茶色の、どこにでもあるあれです。 鉄分が反応してお茶がマイルドになるそうです。 それから、近代土管。 日本の下水道普及期は、常滑焼の土管で進みました。 以前に紹介したお雇い外国人のブラントン氏が、 横浜で、下水道の普及のために、 常滑焼の職人とやりとりを重ねて普及に至った経緯があります。 そして、タイル。 F.L.ライト設計の帝国ホテルは、 鉄筋コンクリート造にスクラッチタイルを貼ったものでした。 そのタイルの製造を担ったのが、 のちにINAX につながる常滑焼の伊奈さん。 帝国ホテル竣工の日に関東大震災がきて、 組積造の建物が軒並み崩れたのに対し、 鉄筋コンクリート+タイルの帝国ホテルが残りました。 これで一気に鉄筋コンクリートや建築タイルの評価が上がったわけです。 常滑市は知多半島のつけ根にあります。 タイルや衛生機器の大手INAXも、 常滑にルーツがあるわけです。 現LIXIL→その前INAX →その前伊奈製陶 ちなみにTOTOは、北九州発祥ですね。 そんな常滑焼ですが、 今日紹介するのはINAX さんではなく、 同じ常滑の朝日製陶さん。 作っているタイルのシリーズが5.6種類しかないという、 ザ・常滑という感じのタイルメーカーさんです。 ちなみに社長さんのお名前は、やっぱり伊奈さん。 その中の、常滑らしいタイルを、 今日のご当地建材に選んでみます。 ↓クリンカータイル。 わかりやすくいえば、土製の床タイル。 かつては床用タイルの代名詞と言っても良いくらいに多用されたのではないかと思います。 帝国ホテルの床にも用いられていました。 現在主流の床用タイルと異なり、 2センチ近い厚みがあります。 超シブい。 ご当地建材シリーズ。次回は青森県です。
by eco_house
| 2017-11-13 21:24
| ご当地建材
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