さて、 新住協総会 振り返ります。 その8 |
基調講演の後は、研修会ということで、
新住協会員の皆さんの先進的な発表がありました。
残念ながら、今回私は運営側ですので、
じっくりみっちり講義を聞く状況にありませんでしたが、
面白い発表がたくさんありました。
まずは新住協会沢さんから、雑誌:北関東の高断熱住宅の紹介。暖かい北関東で200㎜断熱・Q1住宅が増えている件など。鎌田先生の研究あっての新住協ですが、この会沢さんがまたものすごい人で、物事の説明がものすごく上手。本当に上手。実は後述することになると思いますが、エコハウスの事例見学バスツアーに会沢さんが同乗してくださり、当社のことを本当に魅力的に、上手に伝え語ってくださいました。新住協がこれだけ巨大な集まりになったのは、会沢さん抜きには考えられません。
次に、三協アルミの大橋さん他、皆さんから熱計算プログラムQpexの改良バージョンについての説明。Q1住宅になっているかどうかのプレゼンツールが加わるなど、大変便利になっていく様子。
さらに、関西支部のダイシンビルド清水さんから、建築家堀部安嗣氏との協働について。里山住宅博バンガードハウスの事例発表。さすがにきれい。主張しないデザインというか。実際これがいくらでできるのか、その辺のところが知りたいですね。
そして、能代の西方先生の自邸の話。毎度のことですが、鎌田先生のダメ出しがものすごい。逆に言えば、それだけ認められているということでもあると思いますが、相当な言われようです。印象に残ったのは、「西方は、あれが自邸でなければすごいけど、自宅だからね。自宅なら何でもできる。」との鎌田先生の話。確かに、それはある。
どうしたらシンプルな方向に、いかに何もしないで快適にするかという方向に、お客様をリードできるか、工夫のしどころですね。
その後、岐阜の金子建築工業さんの、パッシブハウスに住んでのご感想。快適さは数値化しにくいので、発表が難しい面はありますが、とにかく快適にお過ごしになっているということが、お話から伝わってきました。