熊本地震14 築年別② 新耐震基準と思われる家屋(築15年程度以上) |
すでに報道されている通り、前震でダメージを受けた後の本震により倒壊に至ったケースも多い。
既述の通り、2階はそのままで1階がつぶれている家屋が圧倒的に多い。
典型的なキラーパルスによる倒れ方。
過去の地震被害でも指摘されてい要る通り、
被害の原因は主に↓のようなものがあり、
今回の熊本地震でも同様の傾向が顕著に見られた。(今後項目別に掲載します)。
・地盤(地すべり・液状化・軟弱地盤)
・基礎(無筋コンクリートの破壊・アンカーボルト不備による土台踏みはずし・ブロック基礎の破壊・不動沈下等)
・耐力壁(壁量不足・壁配置の偏り・筋かいの座屈・床剛性の不足)
・接合部(梁の抜け出し・筋違の取付不備・法杖や垂れ壁部の柱の破壊・通し柱の折損)
・仕上材(モルタル・サイディングの剥落、ガラスの破壊、瓦の落下、開口部の変形)
・腐朽・蟻害(雨漏りによる腐朽断面欠損等)
